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こんにちは、銀座エバンスの稲田です。
少し暖かくなって来ましたね。各地で桜が次々と開花し始めましたよ。
昼間は暖かいので、もう満開の所もあるようです。みなさん、お花見を楽しんでくださいね。





さて、本日はロレックスから大変稀少で文字盤コンディション抜群なヴィンテージ、
Ref.1016 エクスプローラーⅠのご紹介です。
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エクスプローラーⅠの起源は1953年。当時ロレックス社は牡蠣の殻のように堅牢であることを意味するオイスターケースを主力とし、製造していました。
様々な場所に赴く探険家たちは、過酷な状況下でも耐えられる丈夫な時計を必要としており、ロレックスオイスターが不可欠な存在として選ばれていたというのは、その時代にいなかった私でも容易に想像がつきます。

はじめに、エクスプローラーを語るにはロレックスの名が世界に広まった瞬間の逸話をお伝えしなければなりません。
突然ですが、世界で一番高い山をみなさんご存知ですよね。
標高8,848メートル、なんと現在でも地震の影響などでまだ高くなり続けている山、エベレスト。
この美しくも険しい山に登ること、そして頂上に辿り着くこと、それがどれだけ危険で難しいことか我々には計り知れません。それまで多くの探検家達はこの山に魅了され、挑戦するものの天候や身体への影響で途中で下山を余儀なくされました。

1953年5月29日。世界で初めてエベレスト登頂を果たした人物がいます。
その偉大な人物の名はエドモント・ヒラリー卿とテンジン・ノルゲイ。彼らの腕にはめられていた腕時計がそう、ロレックス オイスターパーペチュアルだったのです。
エベレストを制覇したということは、月面着陸にも相当する凄い出来事で、イギリスのエリザベス二世は大いに喜び、隊員にはメダルを、ヒラリー氏へはナイトの爵位Sir(サー)の称号を授与されたほどです。
この歴史に残る偉業は、ロレックスという腕時計の精度と頑強さへの信頼をより一層高め、この年に発表されたエクスプローラーⅠはたちまち同社を象徴するモデルとして幅広く認識されました。

当時製造していたオイスターケースの中で最も頑強なモデルとしてのエクスプローラーⅠは、他ブランドが革ベルトの腕時計に力を入れていた時に金属のブレスレットを備えた腕時計を製作、そして何より特筆すべきはこの時代に、ねじ込み式のツインロックリューズを搭載していることです。
この機構は防水性を高めるための構造で、リューズとチューブにひとつずつパッキンを備えています。
ちなみに1970年頃には更に進化した三重構造のトリプルロックリューズが開発され、サブマリーナなどに搭載されています。


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今回ご紹介するRef.1016のキャリバーは、Cal.1560、Cal.1570のハックなし(前期)・ハック付き(後期)の三種類存在します。現在エバンスにあるモデルはシリアルから1965年頃の製造のものと思われ、Cal.1570ハックなしを搭載しています。このキャリバーは、高精度と耐久性を兼ね備えたロレックスの傑作ムーブメントとして高い評価を得ており、20年以上も作られて採用され続けてきました。

ノンクロノメーターで、こちらも20年以上も活躍したCal.1520の後継機で、Cal.1570への最大変更点は精度を調整するための緩急針をマイクロステラスクリューへ変更したことです。
これは、テンプと呼ばれる時計の心臓部分の部品のひとつ、テンワに取り付けられた小さな2つのネジのことで、このネジを回すことにより進み遅れを調整します。この画期的な機構が長年採用された理由ですね。

Cal.1570は、1970年代に入るとハック(リューズを引くと秒針が止まる機構)付きへと変更になりました。そのため今回ご紹介するハックなしは、およそ10年程しか作られておらず、後程お伝えするミラー文字盤モデルという所が更に、稀少価値を高めているポイントなんですよ。

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エクスプローラーの歴史を初代から少しお話します。(上記写真はロレックスHPより引用)
1953年からわずか一年間のみの生産、Ref.6350初代エクスプローラーⅠ。
現行のベンツ針はもちろんのこと、リーフ針やドルフィン針も存在し、文字盤も12だけが数字のもの、文字盤全体に格子状に模様の入っているもの、そして白いエクスプローラーなど様々な種類が存在します。
それと同時か少し後に登場するRef.6150、こちらもまた様々な種類が存在し、初代との違いはノンクロノメーターであることです。

初代6350はすぐに生産終了となりましたが、6150は次のRef.6610が発売されてからも生産されていました。6350と6150の発表時期が定かではないため、この6610がエクスプローラーⅠのセカンドモデルとされています。
こちらは、世界初の両回転巻上げ方式の自動巻きムーブメントCal.1030を搭載した始めてのモデルで、このモデルからベンツ針、12・3・6・9インデックスというスタイルが確立したとされていて、裏蓋もセミバブルバックからフラットバックへと変わりました。

そしてついに、今回ご紹介するRef.1016が登場するのですが、その前にRef.5500という激レアモデルのお話をしましょう。
実はこの型番はエアキングの型番なんですが、34mmエアキングケースにエクスプローラーの文字盤が入っているボーイズサイズのエクスプローラーⅠが存在するのです。
キャリバーは同じCal.1520ですので、ノンクロノメーターとなり”PRECISION”の文字が入っています。他に5504や5506などが存在し、すべて特定の国限定モデルとされています。
ほぼ出回っていないため、リダン(文字盤の補修をしてきれいな状態にすること)が非常に多く、フルオリジナルであればかなり高額での取引になるのではないでしょうか。

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初代6350は残念ながらみつけることができませんでしたが、現在相場はRef.6150で400万円超え、Ref.6610は200万円を超えています。
1016に至っては年々上がる一方で、数年前から通常文字盤でも100万円を切ることはなくなりました。
通常モデルとレアモデルとの違いとは、文字盤です。
とりわけ人気が高く、レアなのはミラーダイヤル(ギルトダイヤルとも呼ばれます)で、これは1960年代後半までロレックスが採用していた黒い艶のある文字盤のことです。
また文字色ですが、後年の艶のないマットダイヤルが白なのに対し、ミラーの文字色はゴールドレターと呼ばれる金色です。

ミラーダイヤルは、経年劣化でクラック(傷やひび割れ)の入っているものが多く、そういう文字盤は価値が下がります。そしてミニッツサークルと呼ばれる分の刻みを丸く囲った文字盤となると、更に価値が上がります。(MMダイヤル=ミラーミニッツサークルダイヤルと呼ばれます)
他には6の下に大きめの丸い印が入っている文字盤、通称6下ドット、ミラーダイヤルの黒の色が経年変化で大変美しい茶色になっているトロピカルなど、ひとことでミラーと言っても奥深く、種類によって価値が変わるんですよ。

現在のRef.1016MM相場は、物によりますが400万円以上です。
MMに限らず、1016はもう作っていなくて、いい個体もどんどん減って価値は上がる一方です。
特に日本のコレクターが集め始めている傾向にあります。
少しでもご興味のある方、お急ぎ下さい。

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現在、エバンスにある1016はミニッツサークルではないものの、クラックは見られず、少しだけトロピカルに近付いている本当に綺麗なミラーダイヤルです。
このままいいエイジングをしてくれればもっと価値が出ると思いますよ。
ケーススリキズやリベットブレスに多少伸びが見られますが、50年以上も前の時計と考えると全体的に素晴らしいコンディションを保っています。

気になられた方はまずは私までお問合せ下さい。
みなさまのご来店、心よりお待ち申し上げております。


ただいまエバンスではUSED WATCH FAIRを開催(4月15日まで)しております。
日頃より、多くのお問い合わせを頂くユーズドウォッチを豊富に取り揃え、特価商品をはじめ、現金値引そして無金利クレジットと様々な特典をご用意いたしました。
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一つ目の特典はお支払い方法が現金の場合に限り、表示価格から3%値引きさせて頂きます。お買い上げが30万円ならば9千円、100万円ならば3万円の値引きとなります。
また、こちらの特典は特価商品(現金特価、委託商品除く)にも適用出来ますので、通常価格より大幅な値引きが可能です。
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二つ目の特典はクレジット払いの無金利キャンペーンです。月々のお支払いを計画的にお考えの皆様、こちらの特典を活用頂ければ24回までの分割払い手数料を0%でご利用頂けます。通常24回払いで6%、例えば150万円の時計をお買い上げの場合、9万円の分割払い手数料が発生し、その9万円というコストをカット出来る点は大きな魅力と言えます。
腕時計はメンテナンスを行うことで、愛着を持って長く使えるものです。2年はおろか5年、10年、30年とご愛用頂き、さらにはお子様に引き継がれる方もいらっしゃいます。その長い年月を共に過ごす時計だからこそ、お支払いの期間も後で振り返れば僅かなものに感じられるはずです。
ぜひ、お得な無金利キャンペーンを活用して、憧れの時計を手にして下さい。
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USED WATCH FAIRは銀座エバンスの一階で開催しております。ロレックスは常に高い注目を集めるスポーツモデルをはじめ、最近お問合せの多い旧型レディスデイトジャストも豊富に揃えております。
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パテックフィリップやオーデマピゲ、ヴァシュロンコンスタンタンの定番人気モデルの他、ランゲ&ゾーネやブレゲに関しては、稀少なコンプリケーションモデルも取り揃えております。
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もちろん、オメガやIWC、カルティエ、フランクミュラーにブルガリなど、そしてお買い得なアンティークモデルまで幅広いラインナップで、皆様のお越しをお待ちしております。
USED WATCHという特性上、どれもが一点物です。コンディションにご満足いただけましたら、早目のご決断をおススメします。あの時、買っておけば良かったが、一番もったいないです。
今回のUSED WATCH FAIRで、皆様と時計との素敵な出会いが叶いますよう、スタッフ一同お手伝いさせて頂きます。


銀座エバンス
TEL. 03-6274-6740(11:00~20:00) MAIL:n-concierge@evance.co.jp
東京都中央区銀座5-5-11(みゆき通り)

「ユーズドウォッチフェア」開催中!。期間中、ユーズド・アンティークは現金払いで3%引き、分割払いで24回無金利に。特価品も並びます。3月17日(土)から4月15日(日)まで。
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by evanceblog | 2018-03-20 12:55 | フェア
こんにちは、銀座エバンスの福田でございます。
今年もバーゼルフェア(スイス・バーゼルにて開催される世界最大の宝飾と時計の見本市)の時期がやってまいりました。22日から開始ですのでもう来週ですね。
どのような新作が発表されるのか今から楽しみです。


さて本日ご案内する腕時計はユーズドのIWC、アクアタイマークロノグラフです。

アクアタイマ-クロノグラフ
型番:IW376711
USED販売価格:¥488,000(税込み)
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1967年に発表されたアクアタイマーは、IWCが誇るダイバーズウォッチです。開発のコンセプトはダイビング用ということで200m防水(ご案内中の上記モデルは120m防水)を実現していますが、50年前ということを考えれば非常に高性能です。
その後、1982年に発表された2000m防水の「オーシャン2000」や機械式時計に水深計を装備した「ディープ・ワン」など発表され、アクアタイマーシリーズは多くのファンを虜にしています。

アクアタイマー・クロノグラフは、2009年にフルモデルチェンジした際にアウターベゼルが採用されました。操作が容易なアウターベゼルが実用的ですね。ちなみにこちらの青ベゼルに青文字盤は2011年に仲間入りしました。ベゼルの青と白の色のコントラストがハッキリとしており爽快感溢れるデザインがとても印象的ですね。様々な時計メーカーの中でクロノグラフ系が非常に高価となっている現在、120m防水の自動巻きクロノグラフでデイデイト付きとなれば価格と仕様のバランスは決して悪くないと思います。また、ベルトの素材はラバーとなっていますので、春から夏にかけてこれからの季節にいかがでしょうか。
尚、生産終了モデルでございますので、当時ご検討中でした方はこの機会に是非お試し下さい。ご来店を心よりお待ちしております。
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IWCの新作は1月に実施されたジュネーブサロンですでに発表されております。創立150年を迎えての記念モデルが何種類か発表されているようですが、商品は入荷次第ホームページでご紹介させていただきます。

※その他のIWCのユーズドの在庫はこちらからご覧くださいませ。



銀座エバンス
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by evanceblog | 2018-03-13 14:59 | その他
こんにちは
銀座エバンスの飯田です。

2018年も3月に入り、暖かい春が目の前です。
そろそろ、外に出てアクティブに過ごすことが出来そうですね。

さて今回のご紹介はオメガのスピードマスター・プロフェッショナルです。
以前も同モデル、リファレンス違いのブラウン文字盤をご紹介させて頂き、その際には月との結びつきなどを簡単にご紹介させていただきました。

今回は当店にUSEDのRef.3573.50が入荷致しましたので、現行モデルのRef.311.30.42.30.01.005と一緒に見比べてみたいと思います。
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USED
Ref.3573.50
販売価格:¥418,000


非常に有名なモデルですので、時計ファンならずとも目にしたことも多いモデルではないでしょうか。
通称「ムーンウォッチ」NASAのアポロ計画で月へと同行する栄誉を与えられた時計です。
現行モデルでは正式に「スピードマスター・ムーンウォッチ」と表記されています。
それでは二点並べてみましょう。
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正直、ぱっと見は似ている.....
と、いうよりもそっくりで分からない方も多いのではないでしょうか。

二つのスペックを見ながら解説していきます。
両リファレンス共に手巻きムーブメントを搭載したモデルです。
手巻きなんて面倒、と思う方も多くいると思いますが、オメガのムーンウォッチには「手巻き巻き上げ機能」が必須なのです。
今でこそ機械式時計は自動巻き式が主流になっている中、同モデルは手巻き式に拘り、ラインナップを続けています。
なぜ自動巻きではないのか、それには二つのポイントがあります。
一つ目はオメガが「月に行ったモデルの意匠を受け継いでいるということ」
実際オメガはこのようにアナウンスをしています。
「スピードマスター・プロフェッショナルはアイデンティティとして継続していく」と。
つまり、オメガの「宇宙へ行った」という歴史的偉業を、後世まで残すという意味もこめられているのではないかと思います。

そして二つ目、当時NASAではジェミニ計画の宇宙飛行士に装備させる時計を探していましたが、NASAの規格では手巻き機能が必須でした。
というのも、無重力下では自動巻きの振り子が不完全な動きをするため手巻きをできる機能が付いていなければならなかった為です。

では、この手巻き式のムーブメントですが、二点を比べると微妙に違いがあるのです。
現行品はCal.1861なのに対し、Ref.3573.50はCal.1863というムーブメントで、キャリバーナンバーだけ見ると僅かな違いです。
その違いを説明するには時計の裏側を見なければなりません。
まず現行モデルのRef.311.30.42.30.01.005の裏側↓
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そして、生産終了品のRef.3573.50の裏側↓
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Ref.3573.50の裏蓋はシースルーバックになっており、ムーブメントが見えますね。
そう、ここがポイントなのです。
Ref.3573.50のCal.1863はシースルーバックから眺めることを考え、「見せるため」にバージョンアップされているムーブメントなのです。
通常モデルにしようされているCal.1861は見えませんが、それよりも美しい仕上がりになっており、所有者の満足度を高めるポイントになっています。
このCal.1863ですが、現行モデルのRef.311.30.42.30.01.006にも搭載されており、こちらもシースルーバックを採用しています。
見せるために、素材や仕上げを変更しているというのですから、オメガの拘りが垣間見えます。

それでは上の二点をまとめてみましょう。

現行のRef.311.30.42.30.01.005は忠実に月へ降り立った際の仕様を再現しており、先ほどから紹介のCal.1861は月面着陸時とほぼ同様の機構を備えたキャリバーなのです。
また風防はプラスチック素材を使用しており、宇宙で破損した場合でも飛び散らないように考えられています。
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また、付属品も豪華になっており、NATOストラップや、ベルクロストラップ、ベルト交換用ツール、ルーペなどが付いており非常に充実しています。

Ref.3573.50は風防はサファイアクリスタルを使用しており、シースルーバックを採用。
着けることはもちろん、見て楽しめる時計です。

どちらにも良さがあります。
月面着陸時のNASA公式装備品を再現しているモデルにするか、機械も見て楽しみたいモデルにするか、実際お手に取って確かめて頂きたいですね。
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皆様はどちらがお好きでしょうか。



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by evanceblog | 2018-03-06 12:26 | オメガ