「ブレゲの伝統と歴史の象徴 “ブレゲクラシック5178”」 9月15日

こんにちは、銀座エバンスの稲田です。
本格的に秋めいて参りましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
雨が降った日は気温も下がりますので、みなさまあたたかくしてお出掛け下さいね。



本日はブレゲの伝統的な美しい時計クラシック5178をご紹介いたします。

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“クラシックコレクション”。
現在ではメディアでの露出度が高いマリーンシリーズが特に注目をされ、売れ筋のモデルと
なっていますが、このクラシックコレクションこそ、ブレゲの伝統と歴史を象徴する、
ブレゲの顔といえるコレクションです。

創始者であるアブラアン-ルイ・ブレゲが1783年にデザインした“ブレゲ数字”及び
先端に穴のあいた“ブレゲ針”、1786年に文字盤や地板に規則的なパターンを彫る“ギョーシェ”と
呼ばれる装飾、1795年より偽造防止のため文字盤上に密かに彫られるようになったブレゲの
“シークレットサイン”、
200年以上前の技法がすべて詰まったモデル、それがクラシックコレクションなのです。

また、革ベルトのみのつくりであること、フラットで薄型であること、無駄のない洗練された
つくりであること。
一目でブレゲのクラシックコレクションだとわかる、ケースに施されたフルート模様
“コインエッジ”も特徴のひとつです。
この細かい溝を連続して施す装飾は、素材に冷鍛(れいたん)という冶金(やきん)作業を施し、
固定した機械で手作業により刻み込まれます。
細長く丸いラグも独特で、バネ棒ではなくネジを採用しています。
これはより美しい外観と安全性を同時に兼ね備え、このラグを製作する繊細な作業にも
高度な熟練の技術が必要だそうです。

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文字盤は“グラン・フー”というエナメル技法のひとつを採用しています。
エナメルには二つの異なった意味があり、ひとつは陶磁器にかける「釉薬(ゆうやく)」の意味があり、
陶磁器の表面を覆っているガラス質の部分を指し、ふたつめは金属表面に釉薬を塗って焼成したものを
指します。
エナメル技法には数種類あり、鉄やアルミニウムの表面保護や防錆(ぼうせい)のために施されるものを
“琺瑯(ほうろう)”と呼び、金、銀、銅、真鍮などに施されるものを“七宝”と呼びます。
時計の文字盤で「エナメル文字盤」といった場合には、“七宝文字盤”のことを指します。
ギョーシェの上から釉薬を塗り焼成させた“シャンルベ”、金線で仕切られた部分に釉薬を流して焼成させる
“クロワゾネ”も七宝から派生した装飾技法です。
“ポーセリン” こちらも代表的な技法で、焼成されることで文字盤表面がガラス質になることから、
エナメルと混同されやすいのですが、七宝とは根本的に素材が異なる素材を使用しているためまったくの
別物なので注意が必要です。

エナメルは約4000年前、東洋の職人により生み出されたそうです。
時計製造の始まった17世紀、ジュネーブではグラン・フーによる装飾が盛んになりました。
1940~60年代になると腕時計専用に焼かれたエナメルやポーセリンの文字盤は極めて少なくなります。
1990年代初めには復活しましたが、高度な技術を要するため未だ製作される本数は通常モデルより
極端に少ないのです。

フランス革命以前から製作されている文字盤デザインはブレゲ数字が初めて登場した当時より変わらず、
そのままです。
数字のまわりに星を象った分目盛と、5分毎の目盛には百合の花をモチーフとした模様が入っています。
現行のクラシックモデルはローマ数字を採用しているものが多いのですが、特にエナメル文字盤にこの
ブレゲ数字が描かれているそうです。
ブレゲ数字はシンプルでやわらかく、時刻の読み取りやすさという実用性を兼ね備える、視認性とエレガンスの融合のデザインだと思います。

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この“クラシック5178”は数年前に発表されたモデルですが、ブレゲの200年以上前から受け継がれている伝統を見事に表現した素晴らしい時計です。

現行のこのモデルは、2006年から採用されはじめた“シリコン”をアンクルとひげぜんまいとガンギ車に採用しています。地球における存在比が酸素に次いで二番目に多いとわれるシリコンという素材は、磁気の影響を受けず、性質が非常に安定しているので腐食や磨耗に強いのです。
更にステンレスより軽くて硬く、成形も自由にできるため、シリコンはこれからいろいろな部品に使われて更に実用性のあるモデルが登場するかもしれません。とても楽しみですね。

サイズは38mm、男性にも女性にも着けて頂ける大きさです。
まずは一度お手にとってご覧になって、ブレゲの“シークレットサイン”をみつけて下さい。
絶妙な腕の角度によってしか見えないため、着けた方にしかみることのできない、まさにシークレットサイン。
美しいエナメルの上に描かれたブレゲ文字は大変素晴らしく、ひとつの芸術作品のようです。
一度じっくりご覧になれば、ブレゲの歴史を、世界を、必ず感じていただけるはずです。
みなさまのご来店、心よりお待ち申し上げております。


銀座エバンス
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by evanceblog | 2015-09-15 19:47 | ブレゲ