こんにちは銀座エバンスの福田でございます。
本日銀座は朝から雨です。相変わらずすっきりしない天気が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて本日ご案内する最初の時計はこちらです。

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トノーカーベックス レディース レッドカーペット
型番:1752QZ
USED販売価格:¥268,000(税込)

立体的な曲線が美しいトノーカーベックス。トノーという樽型のケースを使用したフランクミュラーの代表的なシリーズです。ふっくらしたケースに合わせてサファイアクリスタルガラスも3次元的にカーブを描いており、その優しい雰囲気が女性だけではなく多くの男性にも好まれています。
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リューズに取り付けられた赤いスピネルと文字盤やクロコダイルベルトとのコーディネイトが鮮烈で、小振りなレディスサイズには無い存在感です。イベントやお出掛けの際などの華やかな雰囲気にも活躍間違い無しですね。
また文字盤のパターンや革ベルトのカラーなど、豊富なバリエーションも人気の理由の一つでしょうか。選んでいて楽しくなるというお客様のお話が非常に多いシリーズです。



続きまして、レディスのロングアイランドです。当店ではトノーカーベックスと人気を二分するシリーズです、トノーカーベックス同様に幅広い層に人気です。先日ホワイトゴールド製のユーズドを入荷致しました。
ロングアイランド
型番:902QZ
USED販売価格:¥538,000(税込)

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こちらも非常に綺麗なフォルムですがトノーカーベックスとは異なり、レクタンギュラーという長方形のケースを使用します。サファイアクリスタルガラスや本体がブリッジ状にカーブしている為、着け心地が良く外観もスマートです。金属ブレスレットのタイプなどはアクセサリー感覚でお使い頂く方もいらっしゃいますね。ゴールド製品でお探しの方にはお勧めです。

今週末は3連休の方も多いのでしょうか。銀座へお越しの際は是非お立ち寄り下さい。皆様のご来店を心よりお待ちしております。



銀座エバンス
TEL. 03-6274-6740 MAIL:n-concierge@evance.co.jp
東京都中央区銀座5-5-11(みゆき通り) 年中無休 11:00~20:00
2017年5月、銀座中央通りからみゆき通りに移転いたしました。

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こんにちは、銀座エバンスの稲田です。
夜は少し過ごしやすくなりましたね。
季節の変わり目ですのでみなさま体調崩されないようお気を付けくださいね。




さて、本日はロレックスの” 生産終了モデル ” を”最新モデル”と比較してご紹介致します。

  ※上記リンクはロレックス全体の検索ページです。
   今回、主にデイトジャストⅡとデイトジャスト41にスポットを当ててお話していきますので、
   是非時計の写真を見ながら読んでみてくださいね。

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ロレックスは1905年創業、110年以上の歴史を持つこのマニュファクチュールは、全世界の人々がその名を知らない人はいない唯一無二のブランドです。
創始者であるハンス・ウィルスドルフは、どこの言語でも発音しやすく、人々の記憶に残り、そして時計のムーブメントと文字盤に刻印した時に美しく見える名前を考えて5文字の短い単語、”ROLEX”と名付けたそうです。

1926年に世界初の防水時計「オイスター」を発表、その後の1931年にはこれも世界初の自動巻き腕時計「パーペチュアル」を発表しました。
現在、ロレックスといえばスポーツモデルばかりがスポットを浴びていますが、実はロレックスが最初に有名になったきっかけの腕時計は、1945年発表の「デイトジャスト」なんですよ。
当時ロレックスといえばデイトジャストで、ステンレスモデルだけでなく、上流階級向けの金無垢モデルも製作していました。文字盤の3時位置に日付を配し、このモデルのためだけの特別なデザインである細かい5列のブレスレットを採用。角度によってキラキラと光るギザギザのベゼル「フルーテッドベゼル」はこのデイトジャストの象徴となり、はじめはメンズのみのつくりでしたが、1955年にはレディースデイトジャストもたくさん製作し始めました。

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現在では3列のブレスレットであるオイスターブレス、つるっとした質感のポリッシュベゼルなどバリエーションが増えましたが、先に述べた大きな特徴は今も変わっておらず、これからも変わることはありません。ロレックスが流行にとらわれず何十年経っても色褪せない、本当の意味での”一生もの”である証です。
エバンスに入社して私自身が購入したロレックスは合計4本。一生のうちで4本も同じブランドをこの12年、飽きることなく使い続けています。もちろん、他のブランドにも魅力を感じますが、資産価値の高いロレックスを何度も選んでいます。
私の愛用しているのはスポーツモデルばかりですが、生きているうちにロレックスの原点であるデイトジャストを手に入れたいと思っています。

デイトジャストは素材や形、色のバリエーションが一番多く、そして意外と知られていないことですが、ロレックスは初期設定の文字盤の色を後々変えることができます。これはロレックスが最高だと私が感じる点のひとつの事項であり、他のブランドでは殆ど行っていません。黒一色しか作っていないモデルは例外ですが、特にデイトジャストは色の種類が多いため、色替えを楽しんで頂けます。
シルバー、ブラック、ホワイト、ブルー、ピンクなど基本色の文字盤から、ダイヤ付きやシェル、隕石まで様々なものがあり、生産終了モデルでも、リファレンスが5桁のもの(Ref.16233など)はまだ変更が可能です。
現行のデイトジャストシリーズは2017年の今年出たばかりなのでまだカラーバリエーションは少ないですが、今後種類が増えて来ると思いますので楽しみですね。

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       左:Ref.116334                   右:Ref.126334
        生産終了モデル                      現行モデル

デイトジャストⅡの現行モデルと生産終了モデルの違いをお話します。まずは見た目の違いですが、直径は41mmと同じですが現行の方が小さく見えますよね。これは現行はベゼルが1mm細くなり、厚みも1m薄くなったためです。また、スッキリしたベゼルに合わせての変更だと思いますが、バーインデックスも0.5mm細くなり、従来の36mmデイトジャストにより近付きました。

次にムーブメントですが、生産終了モデルはCal.3136なのに対し、現行はCal.3235へと変更になりました。
デイトジャストⅡは2009年に36mmデイトジャストの新型として発表され、3136はこのモデルのために開発されたキャリバーです。
これまでの耐震装置はキフ社製のキフ・ウルトラフレックスでしたが、2008年頃より自社開発のパラフレックスショックアブソーバーを備えたムーブメントを発表、デイトジャストⅡにはもちろんのこと、現在ではすべてのロレックスに備わっています。
ゼンマイは2005年頃より新開発された青色のパラクロムひげゼンマイを搭載、これはGMTマスターⅡ(Ref.116718LN)に初めて装備され、今ではすべての時計の心臓部分であるテンプがこのブルーパラクロムひげゼンマイとなっています。
ブルーパラクロムひげゼンマイは、ニオブとジルコニウムという素材の合金から成り、この金属は磁気と温度変化に強く、一般的なひげゼンマイの10倍もの耐衝撃性を持ちます。テンプを取り囲むテンワには小さな4つの部品”マイクロステラ・ナット”が取り付けられており、このナットにより高精度の調整が可能となるのです。

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新作のキャリバー3235は上記の素晴らしい改良に加え、更にテンプに一番近い部品”アンクル”と”ガンギ”を大幅に見直し、進化させました。アンクルに付いているツメ石の厚みを半分にし、ガンギ車との接触面を倍にするため、ツメ石の長さを伸ばしアンクルという部品自体を細く作りました。更に動きを均一にするため、ガンギ車を肉抜きにして軽量化を図り、ひげゼンマイ同様磁気の影響を帯びにくくるための素材(ニッケルとリンの合金)を採用しました。
この二つの部品がムーブメントの中で一番動く部分なので、ここを改良したということは、部品の摩耗が減ってオーバーホールをしなくていい期間が長くなったということです。ロレックスが3年から5年へと保証を伸ばしたのはこういう実績があってのことだったんですね。
ちなみに、5年保証は2015年にロレックス社が時計に対して従来よりも更に厳しいテストを行い、これに合格したムーブメントのみに与えられる新クロノメーターです。その精度は日差-2~+2秒以内というから本当に驚きですよね。

その他の変更点は、耐用年数の非常に長い高性能の潤滑油の開発と製造、また、香箱の大きさを変えずにゼンマイの長さを伸ばし、パワーリザーブをを10時間以上、すなわち70時間(約三日間)のリザーブを実現した所です。更にテンワにも改良を加え形状を見直したことで平衡性が今までの3倍高まり、新しい形状の天真を取り付けることにより、耐磁・耐衝撃性が向上しました。

1945年当初からのクラシカルさはそのままに、使い手のことだけを考えて最高なものをつくっている、今年の新作を見ただけでそう感じますよね。
「最新は最高のものでなければならない」この精神は創業当時から現在も変わっていません。流行りに流されず、その時代、人々のニーズに基づいた時計づくりはこれからもずっとロレックスは行っていくことでしょう。
世界中の時計愛好家達は毎年、必ずロレックスの新作に興味を持ち、ロレックスは別格だと一目置いています。これからもずっと私達を魅了しつづけてくれる唯一無二のブランド、それが私の大好きなロレックスなんです。

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現在、エバンスではデイトジャストⅡをはじめ、メンズ・レディース共に生産終了モデル、新作モデルが揃っています。今が比較していただける最適な時期です。生産終了モデルは今の在庫が売れてしまうと、もう手に入りません。是非一度、お手に取って違いをご覧になっていただきたいです。
それぞれによさがあり、今ならいろいろなお話ができそうです。
ご興味のある方は是非私までご連絡下さい。
みなさまのご来店、心よりお待ち申し上げております。









銀座エバンス
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# by evanceblog | 2017-09-10 19:56 | ロレックス
皆様こんにちは
銀座エバンスの飯田です。
今年の8月は雨の日が多く気温もそれほど高くない日が続きましたが、夏を満喫することはできたでしょうか。
9月に入り涼しくなってまいりましたので体調にはお気を付けください。

今回ご紹介させていただきます一本はIWCのポルトギーゼヨットクラブです。
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こちらのモデルは伝統あるポルトギーゼのモデルの中でも最もスポーティーなモデルとしてラインナップされている時計です。
ヨットクラブというモデル自体は1967年に誕生しており、そのエレガントなデザインとタフさを併せ持った時計として人気を集めました。
同モデルが復活したのが2010年のことですが、この時発表されたヨットクラブは45.4mmと一際存在感の目立つケースサイズでした。

そこから5年の月日が流れIWCはポルトギーゼの生誕75周年の2015年にポルトギーゼヨットクラブの最新版を発表します。
モデルチェンジをし、前モデルよりもパワーアップを果たした現行モデル。
どのように進化を果たしたのでしょうか。
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まずは目に見える変更点として、ケースサイズの変更です。
前モデルの45.4mmから43.5mmとややサイズを小さく変更しています。
これにより腕に着けた時の印象はもちろんのこと、手首への収まりがよくなっています。
また、それをサポートしているのがラグと呼ばれる、ケースと一体になってベルトを固定している部分です。
こちらが長めに作られていて角度をつけていることによりしっかりとした装着感を実現しています。
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装着イメージはこのようになっており、非常に着け心地よく抜群のフィット感です。
ケースサイズも程よくスーツにも非常に合う一本です。
文字盤はシルバーで赤色のクロノグラフ針が差し色としておしゃれですね。
分積算計と時積算計を同軸に配置し、長い経過時間を長短針と同様に一目で読み取れるものにしており、文字盤のまとまりの良さにも脱帽です。
またベルトがラバーですのでスポーティーな印象も兼ね備えることにより、色々なコーディネートに合わせ易いです。
このような素晴らしいデザインはIWCの開発チームが丸4年もの年月をかけ考案したもので、細部に至るまでのあらゆる美しさを考慮し作られています。


次は機械の紹介をさせていただきます。
設計から製造までが全てIWCによって行われた自社製キャリバー89361を搭載しております。
このキャリバーは89000シリーズの後継で、特許取得のペラトン巻き上げ方式を採用しており、IWCの技術責任者であったアルバート・ペラトンが1950年に設計した両方向巻き上げ自動巻きを改良したものになります。
巻き上げ爪を従来の2本から4本に増やし巻き上げ効率の改善を図り、より高い精度の安定を誇っています。
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フライバッククロノグラフ機能もついており、通常クロノグラフのストップ、リセット、再スタートはボタンをそれぞれ押さなければなりませんが4時位置についているリセットボタンでこの動作を一度にまとめて行えます。
これにより経過時間を計るクロノグラフの機能をより使用しやすくしており、時計を使うという実用性の高さも考えられています。
そのような素晴らしい機能が凝縮されているムーブメントの動きを裏側のシースルーバックから眺めて見て下さい。
時計製作への情熱が感じられることでしょう。


デザイン性や機械に対するこだわり、IWCの高い技術力が垣間見える一本になっております。
是非お手にとってご覧頂きたい商品でございます。

皆様のご来店心よりお待ち申し上げております。





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# by evanceblog | 2017-09-05 20:08 | IWC
ブログをご覧の皆様こんにちは、銀座エバンスの福永です。
本日はフランクミュラーのコンキスタドールグランプリをご紹介いたします。

コンキスタドールグランプリ クロノグラフ
Ref.8900CCJTT

定価:¥2,700,000(税込)
USED販売価格:¥1,118,000(税込)
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コンキスタドールグランプリは2009年にコンキスタドールの派生モデルとして発表されました。モデル名の由来はグランプリの名が示すように2008年から開催されたF1シンガポールグランプリ、それに敬意を評しネーミングされました。
従来のコンキスタドールもダブルトノーと呼ばれる量感溢れるフォルムが特徴でしたが、グランプリに関しては更にスポーティな要素が加味されています。ベゼルに刻まれたインデックス、多層構造を持つダイヤルと肉抜きされた針は力強さを感じさせてくれます。
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ダイヤルに施されるヌーベルバーグギョウシェは古典的なサンレイギョウシェに波打つようなアレンジが加えられたもので、コンキスタドールグランプリの躍動的な印象を決定付ける重要な要素となっています。
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素材については2009年の発表当時、エルガ(マグネシウム、チタニウム、アルミニウム、コッパー、シルバー、ジルコニウムの合金)を赤や緑、紫などカラフルに着色しケースに用いる実験的な試みがありましたが、今回ご紹介のモデルは全体をチタンでまとめられ、そのクールな外観が活用の幅を広げてくれそうです。
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数々の斬新なアイディアで見るものを楽しませてくれるフランクミュラーですが、それは革新的なムーブメントであり、目をひくケースデザインの2点に集約されます。そして広くブランドイメージを認知させて行くことに関しては、後者の優れたケースデザインがとても有用になってきます。
初期のモデルに多く見られたラウンド、大胆なカーブを描くロングアイランド、そしてフランクミュラーの名を一躍有名にしたトノーカーベックス。どれもが目新しく見える一方で、根底には極めて古典的なフォルムを用いることで、大胆で新鮮なデザインでありながら見るものに違和感を感じさせないデザインへと昇華されています。それは、コンキスタドール グランプリにおいても最大限発揮されています。
一時代を築き、腕時計の新たなスタンダードとして認められたフランクミュラー。その躍進の一本をご自身の腕で、ぜひお試しになってみてください。



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好評につき期間延長!「<ファイナル>サマーセール開催中!」 最大50%OFF品も。~8月31日


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こんにちは、銀座エバンスの稲田です。
まだまだ蒸し暑い日が続きますね。涼しい秋が待ち遠しいです。
天気も崩れやすいので、みなさまお出掛けの際は傘をお忘れないようお気を付けくださいね。




さて、本日は前回の「神の手を持つ男 ”パルミジャーニ・フルリエ”功績編」につづき、彼の技術と作品についてご紹介させていただきます。

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1996年に創業、昨年には20周年を迎え大きく変わったことは生産体制だとミッシェル・パルミジャーニ氏は語ります。
当時は職人が手作業で時計を作る小さな工房、現在では文字盤・ケース共に自社で生産なさっています。
ムーブメントの組み立て、どんな小さな部品でもすべて自社で製造、何より限られたメゾンのみでしか不可能なひげぜんまいと脱進機の製作は極めて難しく、それをもやってのける職人を抱えている同社はひとえに彼の才能と人望の賜物だと私は考えます。

年表を追ってみると1990年にサンド・ファミリー財団の後ろ盾を得て、彼の初の会社であるパルミジャーニ・ムジュール・エ・アール・デュ・タン社を設立、1996年に初のコレクションである腕時計と懐中時計やテーブルクロックなどを発表します。
1998年には初の完全自社製、8日巻の角型ムーブメントCal.PF110を発表、その翌年から氏の快進撃が始まります。ケース会社であるブルーノ・アフォルテ社、輪列などを製作するアトカルパ社を買収、2001年には香箱真を加工するエルヴィン社を買収。外部からの供給が停止する可能性を考え、重要な部品に優先順位をつけ、製造会社を次々傘下に収めたのです。
そしていよいよ2003年、後にお伝えするヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエと社名を変え、新体制を設けます。
1994年頃から、サプライヤーからの供給停止の噂が絶えず流れて来ており、それまではフレデリック・ピゲなどからムーブメントを購入していましたが、ひげぜんまいを含む「自社製調速脱進機構」を05年までに完成させるという目標を掲げ、見事、垂直統合化を成し遂げたのです。

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”ヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエ”。ここに、以前私が情熱を持ってブログでご紹介した、日本人時計師がいらっしゃいます。
是非こちらを振り返ってみてください→(「日本人時計師がおくる “オーデマピゲ ミレネリー4101”」
その名も「浜口尚大さん」。彼は美しく芸術的なオーデマピゲ ミレネリーのデザイナーであり、オーデマピゲのムーブメント設計・開発の責任者まで勤めた方です。もっと詳しくお伝えするとルノー・エ・パピでいろいろなムーブメントの製作・修理に携わり、その後オーデマピゲ社へ移り、現在ではまさかヴォーシェ・フルリエの開発部長になっていらっしゃるとは!正に、彼は日本の宝といっても過言ではありませんよね。
天才時計師・浜口氏の力もあり、同社はパルミジャーニ・フルリエの時計だけでなく、他ブランドの時計を設計・製作までをも手掛けています。年々、歯車やひげぜんまいなどのいろいろな部品の供給も増えて来たそうです。これにはもうひとつの理由があり、同社が少しずつ設備を整えて現段階で完璧な状況にあり、これを活用するためだそうです。※上の写真が浜口氏の作品です。

ヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエが供給しているのは、リシャールミル、エルメスなどであり、特筆すべきはパルミジャーニ・フルリエ、ショパール、ボヴェ、ヴォーシェの4社による共同プロジェクトとして2001年に設立された「カリテ・フルリエ財団」についてです。
これは、クロノメーター(COSC)よりもはるかに厳しい時計に対する様々なテストを行う機関のことです。
ちなみにCOSCのおさらいですが、5つの姿勢差、高温・低温・常温の3つの温度差による精度チェック、15日間にも及ぶこのテストで直径が20mm以上のムーブメントは一日の誤差-4~+6秒、それ以下のサイズのものは-5~+8以内でなければなりません。これらをクリアしたムーブメントが晴れてクロノメーター認定証を受け取れるのですが、その数なんと、スイス国内で製造されている全体の時計の僅か3%しか存在しないのです。その厳しいCOSCに試験を依頼して合格したムーブメントのみに、更に厳格なテストが行われます。

その過酷なテスト内容の、まずひとつめはクロノフィアブル・テストといってリューズ操作(プッシュボタンと回転ベゼルのあるモデルはそれも含まれる)のテスト、磁気・耐衝撃・防水などのテストです。
次に、ムーブメントの仕上げと装飾のテストで、地板及びブリッジに装飾が施されているか、小さなネジの頭に至るまですべて磨かれているかなど、細かな箇所まで入念にチェックが入ります。そしてカリテ・フルリエが定める美的基準を満たしていないものにはその都度、技術委員会が招集されます。
最後のテストはフルリエ・テストマシンを使い、ムーブメントがケースに入っている状態で実際に着用した際のシュミレーションテストです。このテストは男女別、シーン別で24時間行われ、このテストの合格ラインは日差0~+5秒と定められています。これらの4つのテストに合格した時計にのみ、裏蓋やムーブメントにカリテ・フルリエマークが刻まれます。
現在、確認できているのはパルミジャーニ・フルリエのドレスウォッチ”トンダ”にカリテ・フルリエ検定に合格しているモデルが存在し、これは限定モデルの為現在ではもう手に入らない幻のモデルとなっています。
カリテ・フルリエは世界で最も厳しい検定だという情報もあり、COSC以外の検定機関に頼らず独自でつくりあげる、ここまでこだわりを持った独立時計師を私は知りません。腕時計づくりに対して本当に真摯なミッシェル・パルミジャーニの想いが、ひとつひとつの作品につまってる、これからはそう考えて氏の作った腕時計を手に取りたいと思います。


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パルミジャーニの1996年ファーストモデルは、”トリック”という細かい刻みが施されていてベゼルが二重になっている、上品で大胆な作品です。当時はローマ数字でしたが、今年発表の新生トリックにはアラビア数字が採用されベゼルがスッキリしました。その後、”カルパ”という長方形のモデルを発表、2004年にはなんとイタリアの超高級スポーツカー”ブガッティ”社と契約を結び、腕時計を製作します。
私はこのモデルを見て感動し、パルミジャーニ・フルーリエを知りました。
2006年には初のレディースモデルを、そして2008年、本日ご紹介する”パーシング”を発表します。

パーシングとは、イタリアの最高級ヨットメーカーのことで、一台何千万、何億円する超高級ヨットを製造しています。このパーシングとコラボして作ったのが、このモデルで2010年にベゼルをホワイトゴールド製に変えてスポーツモデルに高級感を持たせ、新しく生まれ変わりました。ステンレスとのコンビネーションの他、ローズゴールドとホワイトゴールド無垢のモデルも発表され、現在ではスポーツラグジュアリーウォッチとして定着をしているモデルです。
今回ご紹介するパーシングの文字盤色、深い深い緑色。この色は実は洋服も小物も、難しい色なんです。それを大胆に文字盤と合わせて革ベルトにまで配色をし、特徴あるベゼルデザインも含めてミッシェル氏の意外な一面が見える私の好きなモデルのひとつです。
英国の伝統の車の色”ブリテッシュ・レーシンググリーン”を彷彿とさせるこのカラーを選んだのは、もしかしたら英国向けに作ったモデルだからなのかもしれませんね。

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そして最後に革ベルトのお話です。
革ベルトは世界最高級の革製品のメーカーである”エルメス”を採用しています。エルメスは世界中の人間が知らない人はいない名前であり、男女共に永遠の憧れブランドです。
現在、世界で一番入手困難なバーキンをはじめ、革小物、特にバッグはアジアではまず手に入りません。
パリ本店ですらも接客をしてもらうのにまさかの予約が必要で、その予約も何ヶ月待ちだとか。
ここまで世界中の人々を魅了するエルメス。セレブ御用達ブランドだからという単純な理由ではありません。その革、品質のよさ、気取り過ぎていない所、いいところを挙げるときりがない程、素晴らしいブランドだからです。
そしてパルミジャーニを知らない人でも、エルメスの革が時計のベルトに使われていると分かった途端、すごいブランドなのかな?と興味を持ちますよね。エルメスはパルミジャーニ・フルリエのムーブメントを使っていますし、とてもいい関係なのが伺えます。
腕時計本体を支える革ベルトにエルメスを選んだ所も、このブランドの最高な所のひとつだと私は思います。

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いかがでしたでしょうか。初の二週に渡る稲田ブログでした。
実はまだまだパルミジャーニ・フルリエについてお伝えしたいことがたくさんあるのですが、またの機会にお楽しみになさってください。
このブログを見て少しでも興味を持っていただいた方は私までご連絡下さいね。
みなさまのご来店、心よりお待ち申し上げております。




パルミジャーニ・フルーリエ パーシング005<<未使用品>>
販売価格:¥1,280,000(税込)





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# by evanceblog | 2017-08-22 19:55 | その他