カテゴリ:パネライ( 35 )

こんにちは、銀座エバンスの稲田です。
ようやく暖かくなって来ましたね。春は私の一番好きな季節です。
みなさんもうお花見は行かれましたか?桜は夜もキレイですよね。
雨が降って寒い日もありますので、風邪などひかれませんようご注意くださいね。



さて、本日はパネライからレアな限定モデルが入荷しましたのでご紹介致します!
世界限定1000本ラジオミール3DAYS PAM00687

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1936年、パネライ社は同社初の試みであるラジオミールを製作、その二年後の1938年より本格的な製作を開始します。その年に多く見られた作品の特徴あるベゼルが12角形の形をしており、現行のパネライの裏蓋に採用されているのはみなさんご存知でしょうか。

裏が大きく開いてムーブメントがご覧いただける現行モデルのシースルーバックの裏蓋には、”OFFICINE PANERAI BREVETTATO”という刻印があります。これがなんと、1938年に製作されたラジオミールのベゼルにセットされていました。(下の写真をご覧下さい)
この刻印は、イタリア海軍のためにパネライ社が開発したラジオミールという特別なラジウムベースの蛍光塗料は、パネライ社が特許を取っているということを意味します。

ラジオミールについては以前の私のブログ「勇敢なる兵士達へのオマージュ作品 ”ラジオミールS.L.C 3DAYS”」 に詳しく載せていますので合わせてご覧くださいね。


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今回の限定モデルは、ヴィンテージ感を際立たせるため敢えてこのベゼルを採用、そしてこのモデルのための初めてのヴィンテージカラー”シェイデッドブラウン”を作成しました。
下の写真は1950年代にエジプト海軍のために製作したラジオミールの姿です。
この文字盤はもともと黒だったのですが、エイジングでこのような美しいブラウンになっています。


今回ご紹介したモデルの文字盤は、現代の流行に合わせてグラデーションとなっていますが、写真の色味とよく似ていますよね。そしてグラデーションにすることで光の加減で暗く見えたり太陽光の下では眩いくらいにオレンジ色に見えたりといろいろな表情が楽しめます。
この限定版ラジオミール3DAYSは、1930年代という時代の雰囲気や色までも再現した特別なモデルなのです。


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革ベルトはPonte Vecchioカーフで、主に限定モデルに付属しているベルトです。
加工を施した厚めのカーフを二枚重ねて貼り合わせ、時計の革ベルトの形にカット。コバ(切断面)を敢えて処理せず、切りっぱなしにする事でヴィンテージ感を出しています。同じ厚みの革を二枚貼り合わせて作っているベルトは珍しく、カラーはダークブラウンでしっとりとした仕上げになっていて高級感を併せ持っており、限定ならではの特別感を味わっていただけます。

このPAM00687に合わせることができる革ベルトは色や長さ、加工違いで実に61種類にも及び、カーフ以外ではアリゲーター、バッファロー、キャンバスという素材のベルトを作成しています。
カーフは色と加工違いで5種類以上、アリゲーターは色違いが10種類以上もあるのです。
カーフは少し光沢のある表面に仕上げたものや、保護作用のあるもの、敢えて未加工のものなどがあり、なめし方や仕上げを変えると同じ牛革でも全く違った質感や見え方になり、アッソルタメンテ、レンジャー、ラグビーなどの名称が付きます。また、今回ご紹介しているPonte Vecchioという名前の他に、FirenzeやMonte Carloなどがあり、それぞれが個々に味のあるベルトに仕上がっています。

パネライというブランドは、時計本体だけではなく革ベルトにまで拘りを持ったブランドなのです。PAM00687には茶系のベルトが合いますが、茶色だけでも10種類もあるんですよ。
ベルトが違うだけでガラっと印象が変わりますから、オーバーホールの度にいろいろ変えて楽しんで頂きたいです。


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大変入手困難なレアモデル。是非一度みなさまに見ていただきたいです。
落ち着いた印象ですが、他のパネライのモデルと比べるとそのカラーとベゼルが大変目を惹きます。
直径も通常モデルと比べると2mm大きいですが、薄型であるため腕の細い方でも違和感なく着けていただけます。
一度実物をご覧になってみてください。きっとパネライの歴史を感じて頂けるはずです。
みなさまのご来店、心よりお待ち申し上げております。








銀座エバンス
TEL. 03-6274-6740 MAIL:n-concierge@evance.co.jp
東京都中央区銀座7-8-4(中央通り 銀座6丁目交差点すぐ) OPEN 11:00~20:00


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by evanceblog | 2017-04-11 18:29 | パネライ
ブログをご覧の皆さまこんにちは、銀座エバンスの福永です。本日はパネライのルミノール1950 PAM00663をご紹介いたします。

Ref.PAM00663
定価:¥1,155,600(税込)
販売価格:¥1,063,000(税込)

”パネライ”このフレーズを耳にして、時計に少しでも興味をお持ちの方であれば、誰もが思い描く時計の姿があると思います。大きく厚く、そして迫力ある独特なデザインの認知度の構築において、他が到底追いつけない徹底したスタイルを維持する事こそが、パネライの価値を高める有用な手段となっています。
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パネライのルーツを辿れば、1860年イタリア・フィレンツェで創業した精密機機器メーカーであり時計販売店にまで遡ります。その後はイタリア海軍の装備品をはじめ軍需専門メーカーとなったため、東西冷戦終結後は業績不振に陥り1993年に打開策として民生用に時計販売を開始しました。軍用スタイルを転用し、基本設計が半世紀程前のものでありながら当時は存在自体が珍しい事もあり、粗削りな雰囲気を持ち独自な空気を纏う時計は一部の熱狂的なファンの心を掴むに至りました。
1997年からはヴァンドームグループ(現リシュモングループ)傘下に入り、クオリティを向上させ高級時計市場で確固たる地位を確立し、市民権を得たパネライは時計業界にデカ厚ブームをもたらすきっかけともなりました。
パネライにとって転換期は多くあれど、一方で大枠となるスタイルは一貫し、拡大を続けるバリエーションにおいても、全くの新規モデルであっても一目でパネライと認識出来る製品作りが徹底されています。
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今回ご紹介のPAM00663は、軍用時計として開発された背景を色濃く投影することで、パネライの積み上げてきた歴史を今に体現したモデルです。
このモデルを印象付ける要素は多々ありますが、一番のポイントと言えば独自の色合い持つブラウンダイヤルではないでしょうか。1930年代の製品に見られた特徴である、蛍光素材の影響で退色したダイヤルを再現したものであり、過去のモデルの経年変化までも再現し、デザインとして昇華させるパネライのこだわりが感じ取れます。
また、通常のサファイアクリスタルではなく、あえてプレキシガラス風防を用いることで、サファイアクリスタルに比べ僅かに透明感が低く、さらに微妙に針やインデックスを歪めて見せる効果が、自然なヴィンテージらしさの演出に繋がっています。
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搭載されるムーブメントはP.3000、こちらのモデルのように47mm径の大型モデル、主に30年代~50年代の復刻モデルに採用されています。
パネライ自社開発ムーブメントのP.2000系統の流れを汲み、フリースプラングテンプをダブルブリッジで支える設計は、堅牢さと高精度を両立しています。また二つの香箱を積み三日間のパワーリザーブを備え日常的な使いやすさを体感して頂けます。
裏蓋から全体を見渡す事の出来るムーブメントはシンプルでありながら、プレートのエッジは面取りがしっかりと施され、過度な装飾とは無縁でありながら静かな迫力を感じとれます。
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パネライの時計作りの歴史を感じ取れるディテールを満載したPAM00663、世界限定は1000本となっています。決して一般受けはしないであろうモデルですが、本当に好きな方の手に渡れば良いという考え方であれば、その生産本数も妥当なのかもしれません。気になる方はタイミングを逃さず、この機会にご検討下さいませ。



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by evanceblog | 2017-03-21 16:52 | パネライ
こんにちは、銀座エバンスの稲田です。
寒い日が続いて春が待ち遠しいです。
みなさまどうぞご自愛くださいね。



さて、本日はパネライから ラジオミールS.L.C 3DAYS PAM00425のご紹介です。
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”ラジオミール”とは、イタリア海軍のためにパネライ社が開発したラジウムベースの蛍光塗料のことです。
1916年、ラジウム(放射性を持つウラン鉱石に微量に含まれる物質で、ラテン語のradius=放射光線から名付けられました)をベースとした塗料は、当時のどの物質よりも高い発光性を持っており、精密機器の文字を発光させて高い視認性を誇るだけでなく、水中での接着性が優れていました。
そのためこの物質はパネライ社にとって欠かせないものとなり、ラジオミールは一番最初に取った特許でした。
1936年、イタリア海軍の潜水特殊工作員のためにラジオミールの試作品を製作します。
大きな47mmのクッション型ケース、ケースに溶接されたワイヤーループラグは今回ご紹介する425番に受け継がれており、バーとドットで表している特徴的な文字盤も忠実に再現されています。
この年に試作されたラジオミールは計10本で、どれもが世界で一本しか存在しないマニア垂涎のアイテムだそうです。

1938年より、ラジオミールの製作がはじまります。視認性を更に高めるため文字盤を二枚用意し、上部は数字とインデックスをくり抜いた文字盤、その下の板にラジウムをベースとした夜光塗料を、二枚を重ね合わせた時に数字(またはバーやドット)とインデックスをくり抜いた所から見えるように塗布。(サンドイッチ構造といいます)
また、ワイヤーループラグに耐久性を持たせ、無駄なものは配さず大きな数字を採用、文字盤は時分針のみとしました。現行の夜光塗料は放射物質を含まないスーパールミノバに変更されておりますが、現在でもクッションケース、円錐形のリューズ、サンドイッチ文字盤という歴史的な特徴を備え、今後も末永く作り続けていくモデルのひとつです。


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キャリバーには2011年に発表した手巻きのパネライ自社製P3000を搭載。
パネライの復刻モデルに採用するため直径は通常より大きいムーブメントとなっており、このことにより長い2つのゼンマイを納めることができ、3日間ものパワーリザーブを可能にしているのです。
また、シースルーバックから見えるムーブメントは、ランゲでお馴染みの伝統的な3/4プレートを彷彿とさせ、ネジも厚く大きいものを採用しており堅牢性かつ安定性を高めています。
非常に大きなテンプが採用されており、修理も容易となるため使い手に優しい仕様となっています。

心臓部であるテンプにはグリュシデュールという合金が採用されており、この素材は固くて弾性に優れ、腐食に強く磁気を帯びにくいという特徴を備えています。
耐震装置はインカブロックを採用しており、その姿は楽器のハープのような形をしています。
この部品の役割はテンプを支える天芯という部分が非常に細く脆いため、それを衝撃から守るための大切な部品です。
大きく開いた裏蓋から見えるシンプルなキャリバーは、伝統を重んじた作りであるだけでなく使う人や修理を行う人のためを思って製作されたパネライの自信作なんですね。

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モデル名にある”S.L.C”とは、イタリア語で「Siluro a Lento Corsa」の略で、速度の遅い魚雷(人間魚雷)を示します。
文字盤6時上辺りにマークがあるのですが、よく見ると魚雷に人が二人乗っているのです。
その“人”とは、イタリア海軍の兵士のことで、腕にはパネライの時計やコンパスを装備。
人間魚雷といっても日本の回天とは違い、海の中から敵の艦隊に近付き、目標の船底に時限爆弾を仕掛けた後、脱出が可能だったそうです。
ラジオミールS.L.Cは、勇敢だった彼らにオマージュを捧げたモデルなのですね。

そしてアッチャイオとは、イタリア語で”鋼”すなわちステンレススティールのことです。
パネライのステンレスは316Lという素材を採用しています。
ステンレスには様々な種類があり、イタリア海軍へ向けて開発されたものはオーステナイトという素材でした。これはどのような環境にも耐える当時一番の素材で、現在ではアメリカ規格の”AISI 316L”に変更。
この素材は低アレルギー性という優れた特性と高い耐腐食性を持つ、パネライの時計に相応しい素晴らしいステンレスなのです。

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ラジオミールS.L.C。パネライらしいシンプルな文字盤を更にシンプルに、時代を感じる丸いサファイアクリスタルのガラス、丸いワイヤーループとのすべてのバランスが抜群です。
インデックスの色は、復刻モデルと一目でわかるクラシカルなオレンジ色でアンティーク調のカーフ素材との相性が素晴らしいですし、ケースが大きい理由も先に述べたことで分かりましたね。
すべての作りに意味を持つ私の一番好きなこのモデル、是非一度みなさまにご覧いただきたいです。
ステンレスなのに重厚感があり、腕に乗せた時に心地よい重みを感じていただけるはずです。
みなさまのご来店、心よりお待ち申し上げております。






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by evanceblog | 2017-02-01 10:50 | パネライ
こんにちは、銀座エバンスの稲田です。
暖かくなったと思ったら、雨が降ると寒かったりと寒暖の差がありますね。
みなさん風邪などに気をつけて過ごされてくださいね。



さて、本日はパネライのレアピース、“ルミノールマリーナ・フィレンツェブティック99本限定”
PAM00001のご紹介です。
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パネライは1860年、イタリアフィレンツェ初の時計店としてオープンしました。
場所はイタリア中央を流れる川に架かるグラツィエ橋の上、この建物は町で初めての時計工房で、
初の時計学校でもありました。
創始者であるジョヴァンニ・パネライは、代々受け継がれてきた時間計測技術の伝統をフィレンツェに
復活させた情熱の持ち主だったそうです。
1876年に橋の拡張工事に伴い移転をし、フィレンツェの街の中を転々とする数年間でお店は大きく発展
していきました。発展の大きな理由は時計販売だけでなく、修理にも力を入れていたためです。
この修理部門は時計の部品や付属品、精密機器を扱うための倉庫も備えており、スイスから部品が届くと
ここで組み立てを行い、トスカーナ地方全域の時計店へと出荷されました。
一代目ジョヴァンニの手腕でスイスの一流メーカーとの関係も深まり、事業拡大に繋がりました。
今日のパネライ社の大きな成功は、最初の店舗の時点でスイスの一流高級時計を取り扱っていたこと、
そして修理工房を持つ、という偉大な創始者の先見の明と経営の才の賜物なのです。

1880年頃、現在もパネライの旗艦店となっているサン・ジョヴァンニ広場に店を構えました。
創業当時からジョヴァンニを常に支えていた息子、レオン・フランチェスコが1897年、ジョヴァンニ没後
二代目となり、その息子グイドもレオンと同じように父を支え、二人三脚の経営が行われました。
そして19世紀から20世紀に移り変わる時代に、パネライ社にとって大きな革命が起こります。
グイドの発案で「Orologeria G.panerai & co.(ジョヴァンニ・パネライ時計店)」から「Orologeria
Svizzera(スイス時計店)」に店名を変更したのです。
同時に一階は懐中時計や腕時計の売場、二階には置時計を展示、更に上階に修理工房、他の時計製造業者や卸売業者へ販売する時計の倉庫、修理部品と精密工具の保管室も併設しました。
この売場の合理化の他に特筆すべきは、ジョヴァンニの時代から取扱いブランドはロンジン、ヴァシュロン・コンスタンタン、モバード等と代理店契約を結んでいましたが、グイドの手腕により、
ロレックス社との関係性を深めた上、世界最高峰ブランド、パテックフィリップとも代理店契約を結ぶという、イタリアで最も重要な時計店となって世間に広く知れ渡るようになったのです。

グイドの才能はそれだけではありませんでした。
イタリア初となるカタログによる通信販売の開始、カタログは年に2度、一万部が印刷されスイス時計店は
フィレンツェからイタリア全土に販売を拡大することができました。
1907年にはカタログは五万部に増刷され、そこには時計だけでなく、ゴールドやシルバー製の貴金属、ジュエリーまでもが掲載されていることから、彼は取扱う商品にも幅を持たせたのです。

更に一般の顧客だけでなく、イタリア国鉄、イタリア海軍とも時計の納品契約を結び、国鉄には鉄道員達に時計を供給して、代金は給料から天引きというおもしろいシステムを考案、実行しました。
海軍にはタイマー付きの懐中時計を納品、1913年頃には“ラジオミール”という硫化亜鉛と臭化ラジウム、メソトリウムとを合成した高い蛍光性を持つ物質を発明、これによりパネライ社はイタリア海軍への時計や精密機器納入業者として不動の地位を獲得します。
パネライがイタリア海軍へ供給した製品は実に多く、このラジオミールを使用した魚雷発射装置、魚雷や
地震信管用の様々な時限装置、水中用の計測器(コンパス・※これは腕時計タイプで後に復刻されて製品化されています)など、ミッションに欠かせないアイテムばかりでした。
こうしてイタリア海軍との関係を密にしたパネライ社では、グイド没後、後継ぎである息子のジュゼッペ・パネライがついに本格的な腕時計の開発に力を注ぎ始めたのです。

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パネライ最初の腕時計は1936年製、イタリア海軍特殊潜水工作部隊に供給したモデル“ラジオミール”で、画期的な発明品の特殊蛍光塗料をそのまま、モデル名にしています。
1998年に日本で販売し始めた当時、サイズは40・42・45mmという展開でしたが、このプロトタイプ(※実際にイタリア海軍へ納品したのは1938年のことです)は47mmもの大きなケースで、文字盤はユニークダイヤル、ムーブメントはなんとロレックス社のものなんですよ。
(↑上記写真はプロトタイプの復刻盤)
プロトタイプの製造はわずか10本、現在でもスペシャルエディションモデルは50本限定や100本限定、今回ご紹介するフィレンツェブティック限定も世界限定99本ですし、世界中のコレクター達がパネライに夢中になるのも、この製造本数が極めて少ない部分にあります。

1940年頃、パネライの個性を決定的なものにする重要な改良が行われました。
それは、パネライの腕時計の殆どに採用されているレバーロック式のリューズガードの発明でした。
また、従来の蛍光塗料“ラジオミール”に、人体に悪影響のある大量のガンマ線が放射される事実がみつかり、ラジオミールに代わる新しい発光性化合物を開発しました。それが現在のモデル名にも使われている“ルミノール”です。これは、トリチウム(水素アイソトープ)が原料の化合物で、このトリチウムも今では放射物質が確認されているため、現在製造されているパネライの夜光塗料は“ルミノバ”です。

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1950年頃、新しく発表された腕時計のルミノールは、ラジオミールの特徴はそのままに、精度を保ち、耐久性に優れ、高い視認性を発揮する完成度の高い軍用時計として当時大活躍したそうです。
現在も当時と全く変わらない形とデザインで、パネライの顔といえるモデルです。
新生パネライとして1998年、SIHHで発表された際の時計業界及びウォッチコレクター達へ与えたインパクトが凄過ぎたと、今もなお語り継がれています。
パネライのデザインは、機能性を追求した結果うまれる個性的な美しさをコンセプトとし、機能性とイタリアンデザインの融合がうみだした斬新で飽きの来ない、一目でそれとわかる色褪せないデザインです。

パネライ社は1993年に初の民間向けのモデルを発表、1997年にリュシュモングループの傘下に入ります。2001年にはフィレンツェの時計店をリニューアル、入り口の「Orologeria Svizzera」の文字もそのまま大切に引き継がれ、ここではレギュラーモデルの他に、ブティック限定モデルも見ることができるそうです。
そして2002年、スイスのヌーシャテルで初の自社工房を完成させました。
ヌーシャテルはスイス国内で最大級を誇る湖に沿った街で、今までの私のブログで何度かお伝えしたル・ロックルとラ・ショー・ド・フォンの近くに位置します。

2005年には初の自社製ムーブメントを発表、これまで8日巻きやGMTやフライバッククロノグラフなど、そしてトゥールビヨンまでも自社で製作しています。
(2014年、移転に伴い新しい大きな自社工房をオープン、更なる飛躍に大注目です!)
現在では自社製キャリバーが主流ですが、当時はロレックスだけでなく後にゼニスのエルプリメロを積んだモデルが登場したり、ジャガールクルトムーブも採用していました。
このことは代々パネライ家の後継者達が、スイスの様々な高級ブランドとの交流を大切にしてきた証といえるでしょう。

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歴史を紐解いてみると、なぜ本店がイタリアフィレンツェなのか、なぜイタリア海軍と繋がりがあるのか、なぜ“パネリスティ”と呼ばれるほどまでに熱狂的なコレクターが存在するのかなどいろいろと知ることができましたね。

今回ご紹介するモデルはパネライ家が代々大切にしてきたフィレンツェの「スイス時計店」の入り口が裏蓋に大きく刻印され、何より文字盤に堂々と書かれている「フィレンツェ」の文字が特徴です。
現在、私が調べた限りここエバンスしか在庫がない、激レアピースです・・・!

まず、このブログでパネライの歴史に少し触れた後、一目で他と違うとわかるこの存在感あるモデルを是非、一度ご覧になってみられてください。
ご興味のある方は私までご連絡ください。
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by evanceblog | 2016-04-05 19:38 | パネライ
こんにちは銀座エバンスの福田です。
毎年この時期はバタバタしますね。お世話になった方々へのお歳暮や年賀状の準備、大掃除の段取り、また年末年始用の食材確保など考え始めるとまだまだ出てきそうです。大掃除以外はそれほど時間はかからない内容ですが、何故か一つ始めるとあれこれと気が散ってしまい結局予定通り終了しないことが良くあります。計画的に進められれば良いのですが、皆様はいかがでしょうか。

さて、本日はパネライ・レフトハンド(PAM00557)のご案内です。

ルミノール 1950 レフトハンド 3デイズ アッチャイオ 
型番(Ref.) PAM00557
販売価格:¥1,188,000(税込)

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パネライといえばイタリア海軍軍事機密として長い間、門外不出でしたが、市場に出始めた90年代後半からは圧倒的な人気を誇るビッグフェイスの代名詞となりました。今回はその中でも稀少な左利き用のモデルを紹介します。相変わらず左利き用の腕時計はあまり見かけませんが、パネライではリューズがケース左側に配されたのは1940年代初頭。イタリア海軍特殊潜水隊員の要望に応えたことが始まりです。当時コンパスや水深計を左手首に装着していた為、右手首に着けていても操作しやすい腕時計の開発は必要不可欠となりました。そうした目的によって作成されたオリジナルは、改良を加えて現在のレフトハンドへと受け継がれていきます。
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この歴史に忠実なモデルは2014年発表、大きなリューズプロテクターと47mmの大型ケースが非常にダイナミックです。他の追随を許さないかの迫力ですが、着けてみると重厚感の中に愛嬌もあって想像以上に愛着が湧きます。文字盤は伝統的な二層構造となっており、ドーム型のプレキシガラスと併せることでアンティークウォッチの雰囲気を堪能できるモデルです。 また、2011年に発表された自社ムーブメント「Cal.3000」を搭載し、3日間という長いパワーリザーブによる実用性の高さも好評です。

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ちなみに、上の画像は「ルミノール 1950 3デイズ(PAM00372、2011年発表)」。このモデルの左利き用が、本日ご案内のレフトハンドとなります。
現在パネライは店舗1階で展開していますが、両方ともショーケースに陳列されており圧巻です。是非一度お試しになって下さい。ご来店を心よりお待ちしております。


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※12月は期間限定「無金利キャンペーン」銀座エバンス、オンラインショップ共に対象です!
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by evanceblog | 2015-12-08 20:18 | パネライ
こんにちは、銀座エバンスの稲田です。
先週は雨が続いていましたが、一気にあたたかくなりましたね。
春は私の一番すきな季節です。
あたたかいと、いろんな所に出掛けたくなりますよね、
是非、銀座に遊びにいらっしゃってください。エバンスでお待ちしております♪

本日はちょっと春っぽくないですが、私のすきなパネライの時計のひとつ、
「PAM00317 “ルミノール1950 クロノ モノプルサンテ 8DAYS GMT チェラミカ”」 をご紹介致します。
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Ref.PAM00317
定価:¥2,613,600(税込)
販売価格:¥1,878,000(税込)


“モノプルサンテ”とは、イタリア語でモノ(シングル)プッシュ、英語では“ワンプッシュ”
という意味です。
ワンプッシュクロノ、その名の通り、ひとつのボタンだけでクロノグラフが操作でき、
更に、時刻を正確に合わせることができる、ゼロリセットセコンドを備えています。
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そして8DAYS。8日間も、置いておいても止まることなく時を刻んでくれる、素晴らしい機能です。
ムーブメントは自社製P2004。
製造は2009年、500本のうちの一本です。

ケースは、温度変化による腐食や、傷に強い耐久性を持ったハイテクブラックセラミック使用しています。
シースルーバックのサファイアガラスまでブラック加工の、オールブラック仕上げ。
本当に男らしくて素敵な時計です。
ガラスがドーム型になっており、ラグも腕に沿うように作られているため、腕の細い男性の方でも
着けていただけますよ♪
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付属品は純正のラバーベルトとドライバーが付いていますので、ご自身で簡単に交換できます。
春がおわれば夏がやって来ます。
防水100mですので、ラバーに変えて夏も楽しんでいただけること間違いなしです。
是非、一度ご試着にいらっしゃってくださいね。
みなさまにお会いできるのを心より、楽しみにしております。



東京都中央区銀座7-8-4
営業時間 11:00~20:00
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by evanceblog | 2015-04-21 11:00 | パネライ
ブログをご覧の皆様こんにちは、銀座エバンスの福永です。
本日はパネライのラジオミールPAM00231をご紹介いたします。

ラジオミール
Ref.PAM00231
USED販売価格 ¥1,528,000

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元来、軍用時計として発展を遂げたパネライが1993年に民生用の時計を発表し、20年余りの時が経過した現在、確固たる人気と知名度を獲得するに至りました。
他では見られないサイズ感と、何物にも似ていない独創的なフォルム、そして軍用装備品としての機能美をベースに、先進技術を投入した時計作りは愛好家の心を捕らえて放しません。
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今回、ご紹介のラジオミールは時計製造初期の1930年代のスタイルを持ち、独自のワイヤーラグとクッション型ケース、そしてどこか愛嬌のあるダイヤルが、ピンクゴールド質感と相まって、パネライならではの魅力を味わって頂けます。
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by evanceblog | 2014-10-10 11:29 | パネライ
こんにちは。銀座エバンスの井形です。
時計の「クラシック回帰」という近年のトレンドは、手巻きの人気復活を促しているように思います。

本日はパネライの手巻きモデルの中でも多機能を誇る完全自社製ムーブメントCal.P2002を搭載したPAM00233をご紹介します。
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8日間の超ロングパワーリザーブなど高次元の画期的な機能、パネライフリークであれば誰もが一目置く手堅きモデルがこのPAM00233です。

PANERAI
ルミノール 1950 8デイズ GMT
型番(Ref.) PAM00233
定価:¥1,386,000(税込)
販売価格:¥1,198,000(税込)
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すり鉢型の形状のルミノール1950ケースを採用し、ハイエンドな定番モデルとして定着しました。

★手巻きの良さ
ケースの厚みをスマートにできる、メカニズム・装飾をより明快に見ることができ、機械の信頼性が高いなど多く上げることができると思います。
しかしやはり、自分の手で巻き上げる楽しみ、味わいではないでしょうか。
ジリジリと丁寧に巻き上げてあげることで自分の手の中で息を吹き返し動き始める。まるで生き物のように愛着を感じることができます。
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商品のお問い合わせは銀座エバンス井形まで、ご遠慮なくお申し付け下さいませ。
お客様のご来店を心よりお待ちいたしております。

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by evanceblog | 2014-02-25 11:00 | パネライ
こんにちは。銀座エバンスの井形です。
極寒ですね。2月は寒さが身にしみます。
私の好きなパネライをご紹介します。

PANERAI
ラジオミール 1940 3デイズ
型番(Ref.) PAM00514
定価:¥871,500(税込)
販売価格:¥868,000(税込)
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1936年、イタリア海軍の要請によりパネライが生み出した歴史あるミリタリーウォッチ「ラジオミール」。
1940年頃、ラジオミールのケースを改良し、より耐久性に富むケースが開発されました。
その1940年代のケースを元に2013年に誕生した「ラジオミール1940」シリーズ。

多くの主要ブランドが復刻・回帰をテーマにモデルを発表しているこの頃ですが、パネライのこちらのモデルにも大いにその趣をうかがえます。

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ラグとケースをひとつのスティールの塊から削り出す一体化構造、リューズが円柱型に近い形状になるなど、後のルミノールシリーズに繋がる特徴をもったモデルです。
また、ヴィンテージ風カーフベルト、セピア色の針・インデックスといったようにアンティーク風スタイルを踏襲。「ヒストリック・コレクション」に分類されるモデルです。

2012年に限定モデルとして登場したルミノール1940に手巻きCal.P3000を搭載してレギュラーモデルに。シンプルで47mmの大型サイズはそのままにレギュラー化、オリジナルスタイルにアプローチできます。
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大盤でシンプルなのにこれほど味わいがあるのはパネライならではでしょう。
使い込めばさらにご自身の色に染まっていきます。

ぜひ店頭にてお試しください。
商品のお問い合わせは銀座エバンス・井形までご遠慮なくお申し付け下さいませ。
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by evanceblog | 2014-02-07 13:33 | パネライ
こんにちは。銀座店の井形です。
明快な個性と高い完成度を両立するパネライ。
中でもパネライを象徴する人気モデルの5本指に入るであろう359をご紹介します。

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パネライ ルミノール1950
Ref:PAM00359
定価:¥714,000(税込)
販売価格:¥678,000(税込)

レトロ感と最新の技術を併せ持つ、とてもバランスのとれたモデルです。焼けた様な質感のベージュのインデックスは全てアラビア数字で模られ、他のモデルとは一見して異なった表情をもちます。
新規設計のムーブメントP9000を搭載。シースルーバックの裏面からはその逞しく美しいムーブの動きをみて楽しめます。
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パワーリザーブ72時間・防水300mと実用性も申し分なく、
使い込めばさらに味わい深く、ご自身の色に染まっていくことでしょう。
初めてパネライをお求めの方も、オートマティックの時計が初めての方も、
さらにはファンの方にもお薦めできるモデルです。
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商品のお問い合わせは、銀座店・井形までお気軽にお申し付け下さいませ。
お客様のご来店こころよりお待ちいたしております。

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by evanceblog | 2013-01-28 17:21 | パネライ